top of page

瓦解体作業

養徳院本堂の屋根瓦がだいぶ外れて参りました。 主棟鬼飾りという鬼瓦の脇に位置する瓦には文化7年の物であるという彫りこみが見つかりました。1810年から現在に至るまで212年にわたり養徳院の屋根を守ってきていただいたのです。 お寺の屋根瓦の吹き替えは良く50年周期と伺うことがありますが、200年以上支えてくれたこの瓦を見るに当時の技術力は大変高く、継承されるべきものであると痛感いたしました。 建材にしても200年以上前の物を使用し、移築された本堂が解かれていく様子を見るともの悲しさと、これから200年以上どっしり皆様にひらかれた養徳院の本堂に生まれ変わる胸の高鳴りが同時にこみ上げてきます。



いいね! コメントする シェア

bottom of page