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10月直書き御朱印・書置き御朱印のお知らせ

10月15日(土)・16日(日)は養徳院月例直書き御朱印授与日です。




面壁九年めんぺきくねん

10月は達磨大師の遺徳を偲ぶ達磨忌が全国の禅宗寺院で執り行われます。禅宗の開祖である達磨大師は世の流れに流される事無く、物事の本質を見つめ続けました。中国の嵩山(すうざん)の少林寺に向かって九年間坐禅を組み、さとりを開いたといわれる達磨大師は当時の皇帝にさえ臆することなく禅の境涯を述べました。人と向き合う為には自信と向き合い己を知らなければなりません。忙しい現代社会で外にばかり目が向いていませんか?大切な自分を生きれるのは自分だけです。どうかご自身と向き合う時間を大切になさってください。


不易流行ふえきりゅうこう

目まぐるしいまでに動き続ける現代社会、昨日の流行は明日には廃れるような時代です。古きものを切り捨て、新しいものを追いかけるだけではこれほど虚しいことはございません。古きを知り新しきを知る、過去に倣い創造することが大切なのです。新しい形になっても引き継ぐ心が無くては意味がありません。変わらぬ心は何か?今の人間が向き合うべき命題ではないでしょうか?




語尽山雲海月情かたりつくすさんうんかいげつのじょう

分刻みの予定を入れて日々あくせくされている方を見ると心が締め付けられる思いになります。時間に追われて、大切なものに気付くことなく失った時には時すでに遅し、苦しいですね。今宵は時間を忘れて語ろうぞ!人と人とのご縁は有難い。大切な出会いに大切な友、一度きりかもしれない縁、この機を逃せば永久の別れになるかもしれない。会う人と向き合うことはとても大切で、自身を育んでくれるものです。

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