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有難いご縁

天台宗本性院御住職永宗幸信和尚様のお導きでご縁を賜り、文化時報様で記事として取り上げていただきました。

常に自分と向き合うこと、己を見失うことなく今という一瞬を力の限り生き抜く事、それは人が人として生きていく上で最も大切な修行です。

その教えは決して東西を問わず、天台宗では「一隅を照らす」、臨済宗では「看脚下」と言い、言葉は違えど人間が精一杯生きることを端的に言葉で表現しております。

今は様々な社会における常識、我々が培ってきた文明がコロナウイルスの蔓延により機能を失っております。しかし決して絶望的ではなく、今までの人間が便利を求めて切り捨てていった苦労、努力、精進、親切等々の大切さを再認識させてくれました。

Afterコロナを語るのであれば「喉元過ぎれば熱さを忘れる」にならないよう戒めとして、過去を見つめて今に活かすことを忘れてはいけません。

我々僧侶も混迷期であるからではなく、常に教えを伝える精進を忘れてはいけない。そんな思いを記事にしていただき深く感謝いたします。


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