振り返れば道がある

「人は生まれてから最初の10年は己の事だけ考える。 そして、次の10年は家族の事を考える。 20歳になってからの10年は生まれた故郷の事を考える。 30歳になったら日本の事を考え、 40歳になったら世界の事を考えるようになる」

大河ドラマ「新撰組!」で、佐久間象山が後の新撰組局長となる近藤勇に次のように語ります。史実であったかは定かではなく、脚本家の三谷幸喜さんの象山に対する思いが現れた言葉であると推察いたします。

また同大河ドラマでは、象山が暗殺される直前、新選組局長になった近藤勇が自身の在り方に疑問を持って悩みを打ち明けるシーンでは、象山が「自分の心に誠があれば迷わず進め」と返します。

人は誰かに支えられ、年相応に経験を積み、研鑽を重ね、目の前の壁を乗り越えるための体力づくりをします。人生に飛び級無し。個人差はあれど段階を経て大人になり、お世話になった人々、自身を成長させてくれた人々、影響を与えた人々に御恩返しをしていきながら人生を歩むのです。

振り返れば道があり、人生がある。後ろを見る、足元をしっかりと照らす自分も大切です。明日は今日を生きたものにしか訪れません。「莫妄想」妄想することなかれという言葉がありますが、大切な今を我々は軽視してはなりません。

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對酒當歌 さけにむかいてうたうべし 人生幾何  人生は幾何(いくばく)ぞ 譬如朝露  譬(たとえ)ば朝露の如し 去日苦多  去りし日は苦(はなは)だ多し 慨当以慷  慨(なげ)きを以てはまさに慷(うれ)い 憂思難忘  憂(うれ)う思いは忘れ難し 何以解憂  何を以て憂いを解かん 唯有杜康  唯だ杜康(さけ) 有るのみ 酒を前にしたら歌うべきではないか 人生など幾ばくのものか たとえば朝露の