「優しさとは物腰の柔らかさ、微笑み、認めてあげる事、褒める事。」
こういったものが優しさと思われている時代ではないかと感じます。
上っ面だけで、なれ合いで、美辞麗句でしかありません。
厳しさも優しさの一つであります。人間だれしもいい加減にやり過ごす時がある。その時に鋭く指摘する事も優しさです。
批判的な意見と向き合う力が今の方にはあまりないのではないでしょうか。
「出来ていない事よりも出来ていることを見つけて、褒めて伸ばす。」
これは現実に目を背けることです。
「出来ていないことは出来ていない」
それが紛うこと無き事実です。良いところだけを取り上げること、それは優しさではなく無責任で、相手に嫌われたくない身勝手な行いです。良いものは良い、悪いものは悪い。それをはっきりと指摘することが優しさでは無いでしょうか。
「中道」という考え方。間を取るわけではありません。時には厳しく、時には優しく、時に情熱的に、時に冷静に。こういった感情が私情に流されず存分に発揮できることです。良くも悪くも多くの経験をし、その度成功と失敗を繰り返し今を生きる。
お子さん、友人、信頼するパートナー、部下、そういった有難い人々を思うなら優しさとは何なのか、目をかっぴらいて見つめていかなければなりません。
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