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  • 2022年2月28日

空手來空手去(くうしゅにしてきたり、くうしゅにしてさる)

人間は生まれてから人と出会い、経験を積み、居場所を得て、多くの物を手にしますが、死ねばどれ一つ残りません。全て置いていくのです。

自分が積み上げてきたものを大事に抱え込んでしまう気持ちは分かります。皆様は自分の為、家族の為、友人の為、社会の為、世界の為に色々なことを成し遂げておられることだと思いますが、そこで培った能力・技術を必要とする人に還元することで更に多くの人の支えとなります。私の思う「置いて行く」とはこのことです。そして還元するときに形だけではなく、そこに込められた「思いを必ず伝えて行く」ことを忘れないでいただきたいと思うのです。

道具があっても、使い方を知っていても、「どの様に使うべきか?」が分からないでは意味がないのです。なぜこの能力・技術がここに残ったのか分からなければ、引き継ぐ意味もありません。そう考えると生きてるうちに不必要なものを多く抱えている気もします。そのようなものは置いて行きましょう。気が付けば手には多くの物がありますが、人に分けることが必要なもの、執着しているだけで本当はいらないもの、まだ使いながら磨かなければならないものがあるはずです。そしていずれは手放して、両手を振って歩けるように、新たなものを拾えるように、常に両手を使えるように人生という道を歩いていきましょう。


  • 2022年2月28日

命の重さ、爆風の前では塵の如く軽いもの。しかし、失われた命はその命を知る者たちには岩より重いもの。

他人事と思っていては、向き合う姿勢を持たなければ私たちは心を失います。慈しむ心を失います。

ウクライナで起こっていることは遠い国の惨劇ではない。奪うのではなく分かち合う心を養いましょう。

3月の直書き御朱印授与は26日(土)、27日(日)です。

而今 (いま、ここ)

 春のお彼岸がやって来ます。私たちが今あるのは、ご先祖が脈々と命を繋げてくれたからです。いま、ここに生きている。我々が繋げていかなければ命は絶えてしまうのは明白な事実。奪うのではなく、与えることができる人間に成らねばいけません


六波羅蜜(ろくはらみつ)

 布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智恵の六つの守るべき大切な教えを六波羅蜜といいます。与え、戒めを持ち生き、耐えて、努めて、揺るがぬ心を鍛え、生きた教えを得るべく生きないといけない、そうお釈迦様は説かれました。お彼岸にご先祖様に手を合わせるのは是等を全うする決意をお伝えする場でもあるのです。それぞれに勤める3月にいたしましょう。


前三三後三三(ぜんさんさんごさんさん)

 前に無数、後ろにも無数という意味のこの言葉。有りとあらゆる生き方や、仕組み、社会に翻弄される世の中に私はどこにいるのでしょう。周りが見えているつもり、自分の立ち位置が分かっているつもり、あなたは何処にいるのでしょう。考えさせられる言葉です。

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